お薬(メマンチン)でトラウマ・PTSDを治療する研究のご紹介

PTSDに対するメマンチンの効果を調べる研究の参加者募集を開始しています

お知らせ

2023年2月3日

現在、国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 行動医学研究部では、「PTSDに対するメマンチン治療の効果研究」の研究参加者を募集しています。

メマンチンとは、アルツハイマー型認知症の治療薬として広く使用されているお薬です。

近年の研究では、メマンチンをPTSD患者さんに投与することで、PTSD症状が改善したという研究がいくつか報告されています。私たちのグループでも、PTSD症状を軽減する高い効果があるという研究結果を発表しました。

引用:国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター (2021)

心的外傷後ストレス障害の治療におけるメマンチンの有効性
-オープンラベル臨床試験による実証

しかし、現状では医療現場でPTSD治療薬としてメマンチンを投与できるようにまでには、さらに研究を実施していく必要があります。

そこで今回私たちのグループでは、PTSD治療におけるメマンチンの有効性と安全性を検証するためのランダム化比較試験を実施しており、2月3日現在、研究参加者を募集しております。

過去に外傷的な体験(トラウマ)を経験し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)で通院中の方が対象となります。ご興味のある方は、研究の紹介ページをお読みいただければと思います。

ACCESS

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関連サイト

  • 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター National Center of Neurology and Psychiatry
  • NCNP 行動医学研究部